1. HOME
  2. メールマガジン
  3. 会社を黒字化するためにやるべきこと

無料小冊子「業績改善10の鉄則」

メールマガジン「会社を黒字化するためにやるべきこと」

お問い合わせはこちら

経営革新等支援機関とは

事業再生・業績改善を実現するための情報を無料配信

No.2の役割

2015年5月19日

こんにちは、メルマガ発行人のアローズ佐藤(中小企業診断士)です。
このメルマガは「中小企業の事業再生・業績改善」を目的として発行しています。

今日も組織における人材に関するお話しです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイント◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●No.2の役割
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

前回のメルマガで、組織におけるNo.2とは

問題・課題に対する意識と現状を打開するための

行動力をもった人材であるとお話ししました。

今回は再生局面におけるNo.2の役割を通じて

その存在を深堀したいと思います。


まず始めにお話しすべきは、

先述したNo.2のような人材が社内に存在すれば、

そもそも再生局面に陥ることなどないのでは?

という疑問についてです。

もっともな話ですが、

往々にして現実は次のようになっています。

<日々の業務から何となくお客様(売上)の減少を感じている。>

それゆえに

<自分の今やっていることが正解なのか否かの判断を付けにくい。>

さらに

<確たる根拠がないため改善に向けた進言や取組みができない>

・・・。

要はこのままではダメだと分かっているが、

どうしたらいいか分からない状態。

ではなぜこのような状態になってしまうのか?

代表的な例を挙げると

・会社の目指す方向性が見えない

・会社から何を期待されているのか分からない

・会社が儲かっているのか否かが分からない

などが挙げられます。

すなわち組織を動かす原動力となる素質はあるが、

その力を発揮することができていない状態

にあることがほとんどなのです。

だからNo.2がいる(正確には潜在している)

組織でも再生局面に陥ってしまうのでしょう。


このような状態の組織に対して、

我々のような外部専門家が

一石を投じることになるわけですが、

No.2はこの投じられた石に対して

一早く反応を示すことになります。

常日頃から”このままではいけない”

という意識をもっているため、

方向性が明確になればあとは目標を共有しつつ

それを実現するために動き出すことができるのです。


さて、No.2の役割とはどういうものでしょうか。

時には程度の差こそあれ現場に入りつつ共に汗を流し、

時には経営者の思いを伝え従業員を叱咤激励し、

時には現場の声を拾いそれを経営に活かす。

これらはもちろん社長にだって出来ることですが、

社長の心情を察するに自分の右腕

あるいは懐刀のような存在が欲しいのです。

また従業員からすれば現場を知って

共に汗を流してくれる人間の言うことは聞き入れやすい。

すなわちNo.2の役割とは

社長の右腕としてまた従業員のリーダーとして

組織を動かすこととも言えるのです。


No.2としての役割を担うことができる人材は

ほとんどの場合組織の中に存在しています。

残念なのは、そのような存在に気が付いていない、

あるいはその芽を摘んでしまっていることに

社長が気付いていないことなのです。

次回はそのあたりを踏まえつつ、

No.2から見た社長と会社について考えてみたいと思います。


◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイントのおさらい◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●業績改善に必要な人材を見極める
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
___________________________________

■編集後記
___________________________________

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このメルマガでは、業績悪化に悩む中小企業経営者の皆さんに
役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう!           (アローズ佐藤)

→ メールマガジン一覧に戻る
Copyright © Arrows co.,ltd