業績改善に必要な人材を見極める
2015年4月14日
こんにちは、メルマガ発行人のアローズ佐藤(中小企業診断士)です。
このメルマガは「中小企業の事業再生・業績改善」を目的として発行しています。
今日は組織における人材に関するお話しです。
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●業績改善に必要な人材を見極める
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前回、国の補助金事業である経営改善計画策定支援
に関するご説明を差し上げました。
2015年3月31日までの利用期限が設定されていましたが、
それが撤廃され、
随時利用申請が受け付けられるようになりました。
本気に経営改善を考えている経営者、
資金繰り改善を行いたい経営者にはまさしく朗報です。
さて、今回からは3回にわたって
「業績改善に必要な人材」
特に組織におけるNo.2に関するお話をしたいと思います。
真の経営改善を行うために必要なものは何か?
それは人の力です。
もちろん金銭的な支援や
オペレーションにおける改善等も必要です。
しかし手段や方法があってもそれを活かす
あるいは実行するのは”人”であり、
人が決意と覚悟をもって臨まなければ
事業再生は実現しません。
すなわち改善計画を”絵に描いた餅”に
終わらせないためには実行力が必要になります。
私は「成果=計画×実行力」という方程式が
成立すると考えています。
それだけ組織における実行力=人の存在は重要なんです。
事業を運営していくということは、
大なり小なり組織というものが存在することになります。
この組織の長たる人間は紛れもなく”社長”です。
ただし、社長一人では到底すべての業務を行うことはできません。
また社長は社長にしかできない仕事をするべきなのです。
そうなると重要になってくるのが
組織を動かす原動力となる人材の存在です。
そんな人材をNo.2と呼ぶならば、
一体どのような人材が当てはまるのでしょうか?
組織図上、社長の直下に位置する人間がNo.2?
必ずしもそれを全否定するわけでないですが
答えはほぼノーです。
では誰が・・・。
我々のような専門家が事業調査を通じて
改善計画策定に至る間に見極めている重要なこと。
それはNo.2は誰か?ということです。
No.2とは計画を着実に実行に移し、
成果に繋げることができる人材です。
このような人材を時にキーパーソンと呼びます。
ところで組織におけるNo.2になりうる人材は多岐に亘ります。
専務、営業責任者、現場責任者・・・など。
私が関与した会社では経理担当者がNo.2として
尽力しているところもあります。
どうしても肩書に捉われがちになりますが、
いくら肩書をもっていても意味がありません。
必要なのは問題・課題に対する意識と、
現状を打開するための行動力なのです。
そして社長と共に組織を動かす原動力となる人材、
それがNo.2というわけです。
今回は組織におけるNo.2とはどのような人間を指すのか
に関する考えを述べました。
次回はNo.2が担うべき役割を通じて、
その存在をさらに深堀したいと思います。
◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイントのおさらい◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●業績改善に必要な人材を見極める
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このメルマガでは、業績悪化に悩む中小企業経営者の皆さんに
役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう! (アローズ佐藤)