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計画の進行状況を確認する

2014年2月3日

こんにちは、メルマガ発行人のアローズ佐藤(中小企業診断士)です。
このメルマガは「中小企業の事業再生・業績改善」を目的として発行しています。

今日のポイントは事業再生・業績改善のために専門家がやることとして
「計画の進行状況を確認する」です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイント◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●計画の進行状況を確認する
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前回のメルマガまでで、

事業再生・業績改善を実現するために、

金融機関の皆様にどのようにして

どのようなお願いをするのかについてお話ししました。

策定した経営改善計画または再建計画の

実現可能性が要求される場面となりますが、

今までにお話ししたことを確実に行い、

決意と覚悟をもって臨めば

必ず開ける扉だと思います。


さて今日のお話は、全ての債権者から

計画を承認していただき、金融支援を取りつけた後の

一番大切な実行フェーズについてになります。

計画策定時に

「誰が、何を、いつまでに、どこまでやるのか」

に関するアクションプランを考えているはずです。

これがしっかりと実行されているか?

を確認する必要が出てきます。

これを「モニタリング」と呼んでいます。

よく耳にするのが、計画は策定したが

神棚の上に飾ったままで何の意味もなしていない

という状態にある、ということです。

これでは”絵に描いた餅”以前の状態で

やってみることすら出来ていないことになり

当たり前のように経営が改善されることはありません。

計画は実行して初めて意味をなすのです。

私が思うに会社の求める成果(利益)とは

「成果=計画性×実行力」

という方程式で表されると考えています。

求める成果を得るために必要なのが

先述した「モニタリング」になるわけです。


さて、このモニタリングですが、

どれくらいの頻度で行えばいいのか?

誰が参加すればいいのか?

どのようにして行えばいいのか?

などの疑問が生じる部分になると思います。

ざっくりと言えば、計画達成に支障が生じない、

会社の置かれた状況によりことなる、

ということになります。

一つの目安としては、

四半期毎に経営幹部と専門家を交えて開催される

会議だと思っていただいても結構です。

ただし、これが絶対ではありません。

確実にPDCAが回るようにするためには

どのようにしてモニタリングを行うのが良いのかを

適宜考えなければなりません。

モニタリングの最重要改題は、

PDCAサイクルを確実に回し、計画との差異把握を行い

ブレをいち早く修正することになります。

それを実現するためには、どれくらいの頻度で、

だれが参加し、どのようなことを議論するのかが

必然的に決まってきます。

もちろん議論のベースとなるのは策定した計画であり

アクションプランになります。


計画策定時に作った返済計画が必ず実行されるよう、

企業はキャッシュを生み出していかなければなりません。

終局は企業の存続・発展が目標となるのですが、

そのためには確実な返済の実行を行うことが

大前提となるのです。

そのためにも、計画値から下振れしそうな場合、

あるいはした場合にいち早く対応することが必要になります。

また大切なのは

「なぜそうなったのか?」

「どうすればいいのか?」

をしっかりと議論し、再度行動に移すことにあります。

延々と結果ばかりを報告するような

いたずらに時間ばかり浪費する会議を行っている余力は

再生・改善を目指す会社にはないはずです。


今回は、事業再生のために必要な、

モニタリングについてお話してきました。

次回は事業再生・業績改善でポイントとなる

「債務返済」について

お話をしたいと思います。

◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイントのおさらい◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●計画の進行状況を確認する
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このメルマガでは、業績悪化に悩む中小企業経営者の皆さんに
役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう!           (アローズ佐藤)

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