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改善に向けた組織をいかに作るか

2013年11月22日

こんにちは、メルマガ発行人のアローズ佐藤(中小企業診断士)です。
このメルマガは「中小企業の事業再生・業績改善」を目的として発行しています。

今日のポイントは事業再生・業績改善のために専門家がやることとして
「改善に向けた組織をいかに作るか」です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイント◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●改善に向けた組織をいかに作るか
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前回のメルマガまでで、

事業再生・業績改善に向けて現状分析を行うにあたり、

事業の詳細な内容を把握し何がどれだけ儲かっているのか等を

明確化することの重要性をお話してきました。

その見極めが出来ていないと”赤字の垂れ流し”や

今後の注力ポイントが見えてこないを

理解していただけたと思います。


さて今日は、事業再生・業績改善を実現するための

大切なポイントの一つである「人・組織に関する内容」について

お話したいと思います。


様々な現状把握から問題・課題を抽出し、

今後の方向性もある程度見えてきた段階で

見極めをしなければならないことがあります。

それは今後業績を改善していくだけのパワーが社内にあるか?

です。

パワーというともの凄く漠然としていますが、

単純な頭数であったり、個人の資質ややる気、能力、

さらにはキーマンとなりリーダーシップを発揮できる人材が

いるのかなどが、業績改善に大きく影響していきます。

会社を良くするも悪くするも、すべての理由は人に行きつきます。

さらに言うと、個々人の能力が高くてもチームとして

機能しなければ中々思うような成果につながらないのも事実です。


もっと言うと、会社が苦しい状況にある中で、

従業員がどういった状態にあるのか?も大切な要素になります。

能力はあってもやる気がない状態なのか?

能力の発揮を妨げる何かがあるのか?

そうであるならばその理由は何なのか?

などを会社全体として把握しなければなりません。

従業員のモチベーションは会社業績に大きな関係があります。

そんな人・組織の状態を把握するときに役立つツールが

「従業員意識調査」です。

会社規模が10名程度であれば、じっくりとインタビューした方が

個々人が何を考えているのかをより正確にキャッチすることができますが、

100名を超える規模になってくると、それぞれの思いを

把握することが徐々に難しくなってきます。

これから重要な判断を行い、会社を良くするために大きく舵を切る前に

従業員がどのような気持ちであるのか?状態であるのか?

を把握することの大切さは容易に想像にできるはずです。

人・組織の抱える問題や課題を浮き彫りにして、

早急にそれらに対して対策を打たなければなりません。


経営者の仕事の一つとして「場を提供する」ということがあると思います。

従業員が活躍できる場、能力を発揮できる場、

誇りと責任をもって仕事に臨める場、

そういった場作りも経営者の大切な仕事の一つであり

これを疎かにしたままでは中身のある業績改善はできません。

その前に計画倒れになることがほとんどだと思いますが・・・。

今現状がどういう状態なのか?

これから会社としてどうしたいのか?

そのためにこれから何をしなければならないのか?

それが達成できたときに従業員へどう報いるのか?

経過をどのように観察し、どう評価するのか?

これらが一つのストーリーとして筋が通っていなければなりません。

考えてみてください。

あなたが従業員だとして経営者に

「いいから頑張れ」「悪いけど頼む」

などと言われてどれだけ頑張れるでしょうか?

どれだけ本気になれるでしょうか?

従業員は船長であるあなたの意思・決意によりまったく

違った動きをするのです。

”給料払っているんだかから言うこと聞いて仕事してればいいんだ”

は現在では通用しません。

いかに協力してもらうか?

いかに能力を発揮してもらうか?

いかに会社と仕事に満足してもらうか?

売上高や利益額などの定量的な部分ももちろん大切ですが、

人の感情や組織の状態などの定性的な部分のフォローも

経営者がやらなければならない重要な仕事の一つです。


今回は、事業再生・業績改善のために、

人・組織を改善に向けてベクトルを合わせることの

重要性についてついてお話してきました。

次回は経営を改善するための検討項目として、

業務をどうコントロールするかについてお話をしたいと思います。

◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイントのおさらい◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 ●改善に向けた組織をいかに作るか
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このメルマガでは、業績悪化に悩む中小企業経営者の皆さんに
役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう!           (アローズ佐藤)

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