具体的にどう行動するのか?
2013年9月20日
こんにちは、メルマガ発行人のアローズ佐藤(中小企業診断士)です。
このメルマガは「中小企業の事業再生・業績改善」を目的として発行しています。
今日のポイントは事業再生・業績改善のために「具体的にどう行動するのか?」です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイント◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●具体的にどう行動するのか?
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前回のメルマガまでで、
事業再生・業績改善に向けて「会社が歩む道を検討する」
についてお話ししてきました。
環境変化に対して「あなたの会社のウリを適合させる」こと、
「今後の事業の方向性を見極める」ことが
非常に重要だとお伝えしました。
会社はどのようにして生き残り、発展していくのかを
経営者として決断しなければなりません。
そのためには環境分析が必須となります。
さて今日は、あなたの会社が歩む道を見極め、実際に足り出す際の
ポイントについてお話したいと思います。
事業再生・業績改善の現場においてはスピード感、実現可能性、実行力など
様々な要素が求められます。
だからこそ、走り出す際にしっかりと準備をすることが大切なのです。
以前、利益を獲得する方策は3つしかないとお話しました。
1.売上げを上げる
2.利益率を上げる(原価低減)
3.経費削減
最終目標は利益の獲得です。
その手段として上記1.~3.を行うわけですが、
それをどんどん具体化していく必要があります。
例えば、売上拡大はどのように実現するのか?
営業体制の再構築が必要なのか?
新規顧客開拓が必要なのか?
どこをターゲットにするのか?
見込み客リストを誰が作るのか?
誰がどのようにして営業をしかけるのか?
その時のツールは何が必要で誰が手配するのか?
どのようにして管理するのか?
・・・?
もちろん他にもたくさんやるべきことがありますが、
売上拡大一つをとってもこれだけやらなければならないのです。
「いつまでに、誰が、何を、どれだけ、どのように」するのかを
具体化する必要があります。
往々にして業績改善が頓挫してしまうパターンは、
・やるべき行動が具体化されていない
・期限が決まっていない
・目標が不明確
・管理者(リーダー)が本気になっていない
などが挙げられます。
コスト削減についても同じく行動の具体化が必要になってきますが、
こちらは売上拡大と違って、自助努力で改善できる部分が多い要素です。
自助努力は時に痛みを伴います。
だからこそ、リーダーが本気になっていなければ、
大胆なコスト削減は実現できないのです。
売上げ拡大、利益率を上げる、経費削減をどのようにして
実現するのかを具体的にし、かつ細分化することが事業再生・業績改善の
達成を左右すると言っても過言ではありません。
今回は、事業再生・業績改善のために「具体的にどう行動するのか?」
についてお話をしてきました。
次はいよいよ経営改善計画を策定しなければならないのですが、
その前に、専門家が経営計画策定を行うまでのプロセス
(現状把握から計画策定に至るまでにやること)を
ザッと紹介したいと思います。
専門的な用語の解説や内容について、都度ご説明をしていきたいと思います。
ということで、次回から専門家が行う企業概要把握からアックションプランの策定
に関して、数回にわたりお話したいと思います。
皆様の会社に当てはめてお考えになっていただければ幸いです。
◆◆◆◆◆◆◆◆今日のポイントのおさらい◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●会社が歩む道を検討する
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このメルマガでは、業績悪化に悩む中小企業経営者の皆さんに
役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう! (アローズ佐藤)